新美南吉「おじいさんのランプ」
東一君が倉の隅から持ち出してきた、おじいさんの思い出のランプ・・・それは50年ぐらい前の話である。仕事を探していた十三才の巳之助は、ある日隣町でランプを見つけた。少年の村にはランプなんてなかったため、美しく明かるいランプに見とれ、そして思った。そうだ、文明の遅れた自分の暗い村にこのランプをを売り、村人たちの生活を明かるくしてやろう――。
- 作者: 千葉幹夫,講談社文芸文庫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/07/09
- メディア: 文庫
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現在でも新しい形が登場すると、その華々しさに比例して否定の数が増えるものです。童話の形をとっていますが、ここでのメッセージは大人に対しても向けられています。