安岡章太郎「ガラスの靴」
待つことが僕の仕事だった――。夜番として雇われた僕は、戦う勇気も体力もないが、ただ待つことだけは出来るのだ。ある日、届け物をした家の先のメイドとしたしくなった。彼女は二十歳だったが、とても子供っぽいところのある人で、一日中かくれんぼをしていたりするのだ。そうして僕は彼女に惚れてしまい、彼女なしではいられなくなった。
- 作者: 安岡章太郎,加藤典洋
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1989/08/03
- メディア: 文庫
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